■カタバミ■
道ばたに群生している植物。
黄色い花が咲き、葉はクローバーに似ている。
夜になると花と葉を閉じて眠り、夜が開けるとそれらを広げる。
道路の脇や、花壇、公園など、色々なところで見かける機会も多いと思います。
■話の内容はフィクションです
畑の側で幼少期を過ごした私は、裏山を三輪車でかけ降りたり、木の上に基地をつくって遊んだ。
その裏山は遊び場であり、宝の山であり、植物の宝庫。一日の大半を泥まみれになって過ごした場所。
そこにはたくさんのカタバミが咲いていた。
あれから十数年の時が過ぎたある時、引越してきた町の道ばたにこの花が咲いているのを見かけて、
懐かしさのあまり数本持ち帰った。
このところ仕事に追われて自分の時間を過ごすことを忘れていた私は、この黄色い花に再会して
昔の無邪気な自分に戻れるような気がした。
「たまには旦那を驚かしてみよう!」と急に嬉しくなって食卓に包んで置いてみた。
帰宅した夫の驚いた顔を早く見たくて、玄関と台所の間を行ったり来たり。
こんなにワクワクしたのはいつ振りだろう...。
夫の帰りは深夜になった。
待ちくたびれた私はへそを曲げて先に夕食を済ませ、布団に入った。
朝、目覚めると夫は横でいびきを立てて熟睡している。
「そんなもんよね」とブツブツ言いながら食卓へ行くと、テーブルの上に何やら不思議なものが置いてある。
視力の弱い私は、慌てて眼鏡をかけておそるおそる覗いてみた。
そこには夫が気に入って買ったホーローの器に生けられたカタバミが咲いていた。
「しょうがない、許してあげよう」
酔っぱらって帰宅した夫がフラフラした頭を叩きながら、懸命に生けている姿を想像したら、
へそを曲げた自分が恥ずかしくなった。
今夜は好物のウナギにしますか。
■使用した古い道具■ ホーローのボール、白磁の覗き、錆びた鉄の網
point :葉を下へまとめて花との高さの違いを強調。剣山の代わりに白磁の覗きを使い、鉄の網で固定しました。
今回使用した道具は色々なもので代用できます。ボールは別にホーローじゃなくてもok!
鉄の網は線路のイメージ、自分のイメージで。
白磁ののぞきは石ころでも大丈夫です。自由にいけて下さい、それがその人らしさです。 担当:ヨネハラ
■包んだ素材■ クラフト紙、刺草のヒモ、両面テープ
花の茎は長く、葉の茎は短かったため、全体が見える様に
口を大きく広げました。
紐は、細めの麻ヒモやラフイアなどでも合うと思います。
point :植物の切り口には、ティッシュや脱脂綿を付けてラップを
巻いてあげるとしおれにくいです。
ヒモは、グルグル好きなだけ巻いて片蝶結び。 担当:ウエノ
1.紙の大きさ
長さ:植物の長さ×約1.5
幅:お好み
2.紙の端を斜めに
少し重なるように折る
3.裏返して1cmほど折り、
両面テープを張る
4.両面テープの紙を剥がし、
もう一度折る。
もう片方も同じ手順で折る。
5.両端折って、表に返せば
出来上がり。
フランスパンのような形。
刺草のヒモ 一玉 sold out
約6π×7h(cm)
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どれだけの長さかわかりませんが
随分たくさんです。
刺草(イラクサ)
とげを持ち、毒性のある植物。
その繊維をよってヒモにし、
染色などにも使われる。
ここでご紹介している刺草のヒモは
ネパール産。これを織って布状にし、
衣類や日用品に加工しているもの。